コミュニケーションはロジックツリーを意識しよう!
明日って晴れるかな?
晴れるらしいですよ!
これ、普通の会話ですよね?
この会話は誰でもできるのに、いざ仕事の場面だと、
明日って晴れるかな?
今の天気図からすると、西の方に低気圧があるのですが…
(いや、晴れるのか知りたいんだけど)
という会話をする人が意外と多いです。
イメージ湧きますか?そんな会話するわけないじゃんって方はこれならどうでしょうか。システム開発での進捗会議あるあるです。
今オンスケ?
それが今Bさんが担当している●●機能が想定よりロジックが複雑で…
(いや、オンスケか知りたいんだけど)
身に覚えのある方、もしくは自分ではなくてのこんな報告をしている場面を目撃したことのある方多いんじゃないでしょうか。
そこで本日は顧客への説明や上司への報告・質問への回答の際のやり取りをスムーズにするためにロジックツリーの考え方を使うといいですよって話を書きます。上司への報告がうまくいかないとか、なぜかいつも「要領を得ない」「結論はなんなの?」とか言われちゃうかたはぜひ一読いただきたいです。
ロジックツリーとは
きちんと説明すると本1冊書ける勢いなので、そこは専門書に譲るとして、ざっくりいうとロジカルシンキングを行う際にベースとなる考え方/ツールです。
何か1つのことを説明しようと思ったとき、結果の分析を行うとき等の原因の探し方や掘り下げ方を整理することができます。以下のようなものですね。
ざっくり解説しておくと、
と言った感じです。
これでピンとこなかった方はぜひ何か1冊ロジカルシンキングの書籍を読むことをオススメします。マジで思考の世界観が変わりますよ!
コミュニケーション相手がどの階層にいるのかを意識する
それでは最初の天気の話で考えてみましょう。今回は階層に意識を向けたいのでMECEは無視です。例えばこんな感じですよね?
相手の知りたい階層から入っていくとうまくいくことが多いです。大体結論からですね笑
階層を順番に掘り下げていかないとコミュニケーションが成り立ちません。また相手の知りたい階層や知識レベルを考慮しないと無駄なコミュニケーションが発生します。天気聞かれて気圧配置の話をするのはやめましょう(笑)。悪い結論になっている場合や自分の苦労をわかってもらいたい時の報告の時は深い階層から積み上げていく報告を行う人が結構多いですが、基本的にはやめた方が良いですね。
相手もロジックツリーを持っている
自分の思考をロジックツリーで表せるようになったら、ぜひ挑戦して頂きたいことがあります。それはコミュニケーション相手の持つロジックツリーを想像することです。理論的には1つの課題に対する結論やロジックツリーは誰が作っても同じになるような気がしますが、実際には各々が持っている前提知識や考え方により同じロジックツリーにはなりません。
大体頑固な人や結論ありきの人は不完全な(自分は完全だと思っている)ロジックツリーを持っていることが多いので「この人はこうSo What?を積み上げているはず」等を予測することにより、説明するときにどこの「Why So?」を掘り下げていくべきかを考えることができます。最初は当たらないと思いますが、徐々に精度を上げていくと「あいつは俺の考えをわかっている」という評価になり信頼を得られるようになると思います。難しいですけど、やる価値はあると思いますのでぜひ挑戦してみてください!
今回はコミュニケーションとロジックツリーについて書いてみました。
「ロジカルシンキングの本は読んだけど何に使っていいのか分からない」って人がたまにいるので、そういう方もぜひご参考になれば嬉しいです。
では!